グランドスタッフの年齢構成は非常に偏っており、20代前半のスタッフが大半を占めています。その事実から、残念なことではありますが、一生続けられる仕事ではないと言うことができます。
年齢構成に関しては、以下の記事でお伝えしていますので、よろしければご参照ください。
さて、今回はグランドスタッフ「からの」転職というトピックについて、お送りします。グランドスタッフだった人は、その後どのような職種に就いてついているのでしょうか。
※アイキャッチ画像は、無料写真素材のACさんからお借りしました。
コンテンツ
グランドスタッフから転職する時に選ぶ職業は?
私がグランドスタッフ時代、周囲の同僚や先輩が辞めていくペースは非常に早かったです。1年もすれば、大半のスタッフは入れ替わってしまいます。今でも空港を利用する際にカウンターを覗いてみたりするのですが、知っているスタッフはもはや誰もいない状態です。
しかし、辞めた人たちはどのような仕事に就いているのでしょうか。当時の私の同僚の例を中心に、見ていきます。
- CA
- 空港の別会社
- アパレル
- 外資系メーカー
- 英語を使う事務系職種
次の項目で、以上で挙げた職種の特徴について、見てきましょう。
グランドスタッフの職歴や英語力を活かせる職種が多い
やはり、グランドスタッフという職歴を活かしたければ、CAや空港の別会社という選択が挙げられます。私の元同僚でも、CAに転職した人が多いです。
そして、空港の別会社(エアラインのREPや他のハンドリング会社)も多いです。私も最初に在籍した会社ではグランドスタッフ→空港内の別会社でプライベート・チャーター機のハンドラーとして転職しました。
また、アパレルをはじめとする販売系の職種に転職する人も、ちらほらいました。お客さまと接する機会も多いので、グランドスタッフとして培った接客力を活用できます。しかも、早朝や深夜の勤務もないため、体力的にはやや負担は軽いかと思われます。
そして、キャリアアップを目指したければ、なんといっても外資系企業や英語を使うオフィスワークがおススメと言えます。
外資系企業や英語使用のオフィスワークへの転職時の注意点
そして、こういった英語を活用するオフィスワークへ転職を希望する際にも、注意点があります。それは、求められる英語力のレベルが高いということです。
グランドスタッフは、英語力はTOEICで550点レベルでも採用される可能性がありますが、オフィスワークでは800点以上という募集要項はざらです。
オフィスワークでは、メールを書いたり、読んだりという読解の技能が求められる割合が高いです。それに対してグランドスタッフは口頭でのやりとりが多く、どうしても読む割合が少なくなりがちです。
オフィスワークへの転職を目指される方は、読解面で英語力を強化しておくといいと思います(もちろん、リスニング、スピーキング能力もバランスよく鍛えましょう)。
まとめ
以上お伝えしましたように、グランドスタッフとしての職歴(接客力)や英語力を生かすという選択をされる方が多いです。
グランドスタッフという職種を経験した後に残るものは、なんといっても柔軟な接客対応力です。次にかなり個人差があるのですが、英語力ですね。
現在グランドスタッフとして活躍されている方で、次はどんな職種に就こうかと考えられている方は、これら2つを能力を武器に、ご自身の次のキャリアを切り拓かれてはいかがでしょうか。