今回は、皆さんがされているチェックインの意味についてです。
チェックイン
旅客は航空券を買い、フライト当日になると、当たり前のことですが、空港のカウンターまたは、自分自身が所持している端末でチェックインを行ったりします。
チェックインの意味
さて、チェックインするという当然の作業に、どのような意味があるのでしょうか。例えば、ホテルの場合、実際にそのホテルに宿泊しない場合、チェックインすることはありませんよね。
飛行機に乗るという場合でも同じように、自分がそのフライトに乗る場合、チェックインという作業を行います。要は、自分がこのフライトに乗りますよ。という意思表示である訳です。
意思表示はあったものの…
最近では、webチェックインができる航空会社が大半だと思います。各航空会社ごとに、フライトの何時間前にチェックインできるかという規定は異なります(24時間、48時間など)。
自宅でもどこでも、場所を選ばず、チェックインができます。
カウンターにSHOW UPしない(来ない)旅客
カウンターでチェックインの時刻が終わりました。しかし、カウンターに来ない旅客は各便必ず発生します。そのような旅客を「NO SHOW PAX、NO SHOW」などと呼びます。グランドスタッフは、各NO SHOW PAX(PAXはPassengerの空港版の略語で、旅客の意味です。)がwebチェックインをしているかどうか、システムで調べます。
私がグランドスタッフだったとき、メインで担当していたLCCキャリアは、1日に2便を飛ばしていました。
1便目が夜0時近いフライト、2便目は翌朝早い時間のフライトでした。
本当は2便目に乗りたかったのに、予約の段階で満席だったというPAXもよくいます。こういった方々に、1便目のNO SHOWかつwebチェックインをしていないPAXの席をアサインし、早いフライトに乗って頂くことも可能になります。
ゲートにSHOW UPしない(来ない)旅客
チェックインも終わり、グランドスタッフはゲートに移動します。
搭乗も順調に進みましたが、まだSHOW UPしないPAXがいます。
システムで調べると、webチェックインは済ませています。しかし、出発時刻が迫っているにもかかわらず、保安検査場(保安検査場通過の有無も、システムで調べることができます。)も通過していません。
結局、OFF LOAD(BAGGAGEやPAXをフライトから降ろす処理。)し、出発することとなりました。
まとめ
私の担当していたキャリアはLCCですので、時期によっては航空運賃片道100円!などと格安キャンペーンを行っていました。そのせいかはわかりませんが、このようにチェックインをし、乗ります!という意思表示をしたにも関わらず、搭乗しないPAXも多く存在しました。
こういったPAXは、出発ギリギリの最後の瞬間まで、グランドスタッフをやきもきさせているわけです。
私も十分気を付けたいと思います。