グランドスタッフとグランドハンドリングの知識

今回は、旅客業務を担当するグランドスタッフが知っておいた方が良いグランドハンドリングの知識についてです。

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グランドスタッフはPAXやキャビンを担当

グランドスタッフはチェックインカウンターでPAXのチェックイン業務をしたり、バゲージを受け付けます。チェックインイン業務ではシートアサインを行ったりと、担当することはキャビンについてのことに限られますね。航空機の翼より下(below wing)のことは、関わらないことも多いと思います。

しかし、翼より下の部分の知識、例えばカーゴルーム、バゲージ搭載作業、コンテナ、LAV、WAT、といった作業についての概要ぐらいは把握しておく必要があります。

グラハンの知識がなくて困ったこと

私がグランドスタッフとして入社間もない頃、LAV、WATといったグラハン作業について知識がなく、困ったことがあります。

私が主に担当していた某東アジアのLCCは、フライト時間が短いこともあり、基本的にLAV(トイレの汚水処理)、WAT(機内の飲料水補給)といった作業を、私の勤務空港では行っていませんでした。

しかしPAXの利用状況次第では、こちらの空港でも行う場合が例外的にありました。CPTから、LAVのタンクがフルであるため、作業を実施したい旨を伝えられることがあります。WATについても、容量が減っている場合は補給を伝えてきます。

それほど頻度が高い作業ではないので、どのような作業で、オーダーは誰にするかということも知らないスタッフが、特に入社してまだ日が浅いスタッフには多かったです。私もその例外ではありませんでした。私の会社の場合は、L/C(ロードコントロール)のスタッフにオーダーを伝えれば、それでokでした。

LAV、WATともに、作業自体は5分自体で終わるので、時間もかかりませんね。これを知らないと、ゲート業務でバタバタしていたりすると、ちょっと慌ててしまうかもしれません。

私もそうした知識が最初はなく、グラハン出身の同僚に聞いて勉強しました。

グラハンについて、持っておくべき知識は?

知識といっても、作業について内容を把握しておくのと、LAVやWATについては作業時間ぐらいです。あとは、グランドスタッフにも関連してくる知識は、自分が担当する航空機がカーゴルームに搭載するバゲージは、バラ積みなのか、コンテナ搭載なのかといったことです。

バラ積みとは、カーゴルーム内にパズルのようにバゲージを積んでいきます。これに対し、コンテナ搭載は、コンテナの中に荷物を入れ、そのコンテナを更にカーゴルームに積み込みます。

出発業務でゲート担当となると、NO SHOW PAX(出発時間が迫ってもゲートに現れないPAX)の対応をすることがあります。当該PAXのバゲージは航空機からオフロード(降ろすこと)する必要があります。

この場合バラ積みの機材だと、バゲージの山をグラハンさんが必死にかき分け、捜索する必要があります。それに対してコンテナ積みだと、当該バゲージが搭載されているコンテナ番号を伝え、その中から探すことができます。

グランドスタッフもこうした知識を持っていれば、バラ積み機材の場合は早めにグラハンさんにバゲージ捜索を依頼するなど、作業について概要を知っていることで、先読みすることができます。

まとめ

このように、グランドスタッフも航空機ハンドリングチームの一員として、自分の担当範囲だけでなく、グラハン業務についての知識をある程度持つことをおすすめします。

以下のブログは現役グラハンスタッフが執筆しており、業務内容が非常に具体的に説明されています。グラハン知識拡充の助けになると思い、紹介させていただきます。

グランドハンドリング(ランプ業務)の全般作業内容についてお伝えします。 グランドハンドリングスタッフ(グラハン)は、日々色んな車両を取り扱う中で、定時性出発率100%を目指しながら安全作業台一に取り組んでおります。

グランドスタッフは、どうしても翼から下のことについて、知らない傾向があります。グラハンについても学び、総合的な視点で航空機をハンドリングするという意識を持つことも良いと、私は考えます。