予定していたフライトに搭乗できなかったPAX/ドキュメントは忘れずに!

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カウンターでのドキュメントチェック

グランドスタッフの業務一つに、カウンターでのパスポート・ドキュメント(ビザ等)のチェックがあります。

グランドスタッフのチェックインカウンター業務にいて、お伝えします。

ある国へ渡航する場合、パスポートの他に、ビザ等が必要な場合があります。例えば、日本人がロシアに渡航する場合ですね。今回は、必要なドキュメントを忘れたという場合に、発生するケースについてです。

必要なドキュメントを忘れてしまい…

羽田空港にて、香港の航空会社のカウンターに、台湾国籍のPAXがSHOW UPしました。さて、ここでチェックすべきものは、言うまでもなくパスポートです。

台湾国籍であれば、香港には30日以下であれば、ビザは必要ありません。しかし、香港・中国本土・マカオに渡航するにあたり、必要な書類があります。

それが、「台湾居民来往大陸通行証」というものです。

これがないと、香港・中国本土・マカオには渡航することができません。日本を出国する際は、台湾のパスポートを入管に提示することになりますが、香港・中国・マカオに到着した際は、この通行証を現地の入管に提示し、入国審査を受けることになるとのことです。

なんと、その台湾国籍は通行証を所持していませんでした。こうした場合、フライトをキャンセル・変更が必要となります。

まとめ

パスポートの他に、ドキュメントが必要となるケースも案外多くあります。日本国籍者の海外旅行は、パスポートさえあればOKなケースが多く、意識が薄くなりがちです。しかし、グランドスタッフとしてカウンターに立つ場合、常に必要なドキュメントについて、意識して確認する必要があります。

↓必要なドキュメント等、要件を確認するシステムに、「TIMATIC」があります。グランドスタッフ必須のツールです。

今回は、国際線グランドスタッフには必須のツールである、TIMATICについてです。 TIMATICとは? TIMATICとは、IATA(...

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