グランドスタッフとしての就職・転職2

こんにちは、かけるです。

グランドスタッフには契約社員が多い

前回、グランドスタッフには様々な雇用体系が存在することをお伝えしました。グランドスタッフで多いのは、契約社員や派遣社員で、正社員はとても少数派です。

派遣社員としてグランドスタッフ就業するためのヒント

派遣社員としての就職を希望されている方は、いくつか注意すべきことがあります。

まず、就業を希望しているA社にスタッフを派遣している、派遣会社B社、C社、D社があるとします。成田、羽田といった大規模空港ではこういったことは頻繁にあります。

空港業務経験のない方は、派遣先であるA社の社名がお分かりにならないことも多いでしょう。実際の求人広告では、「大手グランドハンドリング会社」とか「外資系航空会社グランドスタッフのお仕事」といった見出しで募集されており、社名は伏せられています。

しかし、派遣会社に実際問い合わせると、派遣先の社名がわかります。ここで、求人要綱に記載されている、勤務時間と社名をリンクさせることができます。

その後、他の派遣会社の募集要綱を見れば、派遣先の見当をつけることができます。派遣会社各社、待遇は様々です。交通費を支給する会社、しない会社もあり、時給も様々です。住宅手当といった名目で、数万円支給する会社もありますが、その分時給は低く抑えられます。

派遣社員としてグランドスタッフになるメリット

新卒で就職を控えている方は、派遣社員と聞くと、デメリットばかり連想してしまうかもしれません。

空港には航空外資からグランドスタッフ業務受託しているグランドハンドリング会社と呼ばれる会社が多くあります。それらの会社にはそれぞれ特徴があり、大手航空会社の系列会社、どこの航空会社からも独立している会社があります。各社、待遇も様々です。

入社してみて、自分に合う、合わないといったケースも多々あると思います。派遣会社を通じて就業し、自分に合うかを見極め、働きぶりが認められて、正社員になるケースも私自身、しばしば遭遇しています。

派遣社員は数ヶ月ごとに(例えば3ヶ月)雇用契約を更新するケースが多いです。契約を数ヶ月のスパンで更新しながら、自分の適性を見極めのもありだと思います。

私のグランドスタッフ時代の先輩に、転職先として、派遣会社を選んだ人がいます。その先輩の派遣先は外資系大手航空会社でした。お局のような女性社員も多く、大変な現場だったと聞きました。元々仕事のできる先輩でしたが、1年経過し、無事派遣先の航空会社の正社員になることができました。

こういったチャンスもあるのですね。

派遣グランドスタッフのデメリット

ここまで、派遣社員としてグランドスタッフ就業するメリットをお伝えしましたが、今度はその逆の情報です。

デメリットとしては、雇用契約が数ヶ月ごとなりますので、次の契約が更新されるか不安になることが第一に挙げられます。契約社員だと、少なくとも1年ですので、そういった心配をする機会は大幅に減ります。

次に、時給制であることで、稼働時間が短ければ当然、収入も減ってしまいます。羽田空港であれは、早朝や深夜の勤務もあり、時給に+25%加算され、そこそこの額にはなります。

しかし、成田空港では発着規制の影響もあり(06:00-00:00)、この時間にかかる勤務は、羽田より少なくなり、収入にも影響します。

まとめ

今回は主に、派遣社員としてグランドスタッフになる上でのヒントをお伝えしました。

次回も引き続き、グランドスタッフ就職・転職に関する情報をお伝えしたいと思います。