旅客便のPAXの激減に伴い、ケータリング会社もまた不況に立たされています。少しでも収益を確保しようと、ネットで在庫の機内食を販売する会社も出てきました。
※アイキャッチ画像は、無料写真素材のACさんからお借りしました。
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ゲートグルメ(オーストラリア)が機内食をネットで販売
現在、エアラインケータリング最大手である、ゲートグルメ社(オーストラリア)が、エアラインの機内食を1つ2AUD(オーストラリアドル)で販売中とのことです。旅客需要激減で余ってしまった在庫を一掃するためのようです。
1AUDは現在75円程ですので、日本円では150円余りですね。通常の電子レンジやオーブンで調理可能です。
エアラインの機内食が、家庭でも食べられるのは魅力的ですね。日本にもゲートグルメジャパンがありますので、是非とも販売して頂きたいです。
ゲートグルメジャパンでもネット販売開始(2021/1/23追記)
ゲートグルメジャパンでも、ファーストクラスクオリティーの食事をネット販売開始したとのこと。ただし、ゲートグルメのシェフが調理とのことですが、特定のエアラインで使われている機内食ではないようです。
しかし、タイ料理、洋食、中華といったバリエーションがあります。値段は2人前で、3000円弱です。タイトルは「ビーフマッサマンカレー」となっており、カレーのみが含まれていると思われがちなのですが、サワーキャベツ&エッグ、トムヤムクンも付いています。
※画像は上記サイトよりお借りしました。
ゲートグルメの機内食(プライベート・チャーター機向けの機内食も手配してくれます)
ゲートグルメグループは世界中で事業を展開しており、日本については前述のゲートグルメジャパンが事業を行っています。外資系エアラインの機内食を製造している会社です。
キャセイパシフィック航空(CX)やカンタス航空(QF)の機内食は、ゲートグルメですね。
その他、プライベート・チャーター機の機内食も取り扱っています。プライベート・チャーター機向けのメニューが存在し、そこからPAXに選んでもらう形となります。
その他にも、予算や好みを伝えると、それに合わせた柔軟な対応をしてくれ、プライベート機のハンドラーにとって、とても心強いパートナーです。プライベート・チャーター機ハンドリングの際は、シップサイドまでデリバリーしてくれ、便利です。
メニューを見ながら、これが食べたいなと同僚達と話したのを覚えています。ケータリング手配は、空腹時にはちょっと過酷な作業ですねw
まとめ
私がプライベート・チャーター機ハンドラーをしていた頃、同社のメニューを試食する機会もあり、楽しかったのを覚えています。普段はメニューを見て想像を膨らませるだけなのですが、実際に食べてみるとやはり嬉しいものです。
航空機のハンドリングが減ってるということは、ケータリング会社も含めて、業務が減少しているということです。ゲートグルメジャパンさんにも、是非家庭やオフィス向けに、機内食を販売して欲しいと強く思ってしまったニュースでした。