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擬似出国イベント
台湾の台北松山空港(TPE)では、7月から擬似出国イベントが行われているとのことです。
台北松山空港
イベントの内容
・ラウンジでの昼食
・免税店での買い物
・駐機場見学
・ボーディングゲートを通り、航空機へ搭乗
冒頭ご紹介した動画を見て頂くのが、一番分かりやすいのですが、ラウンジ、免税店の利用、航空機への搭乗といった、国際線で海外に出発する際に通る動線を、そのまま体験できます。
観光では出国できないこの情勢下で、このイベントに参加された方は、とても楽しい体験ができたのではないでしょうか。
日本でも出国イベントを実施しては?
日本の空港でも、国際線の出国動線を利用し、このようなイベントを実施すれば良いのにと私は考えています。
航空券を所持していない人が制限エリア内に入るには、ランプパスもしくはビジターパスが必要です。ランプパスについては、下記記事をご覧ください。
イベント参加者全員にビジターパスを発行し、身分証明書も忘れずに持って行く必要があり、少しハードルがありますが、開催する価値はあるのではないでしょうか。
私が勝手に考えた、出国イベントは以下の通りです。
まずはチェックインカウンターにパスポート持参で、チェックイン。参加記念のBP(ボーディングパス)を発行します。同時に、ビジターパスを貸与します。その後、PAXは保安検査を経て出国エリアへ。その際、架空の便名と搭乗時間もBPに印刷します。
免税店での買い物もできるようにし(関税法の絡みで、免税価格は難しいと思いますが、多少の割引をする)、追加オプションで、ビジネスクラス、ファーストクラスのラウンジでの飲食も可能とする。
BPに印刷された「搭乗時間」が迫ると、PAXは指定されたゲートに向かいます。実際にBGR(ボーディングゲートリーダー)にBPをかざし、搭乗してもらいます。
機内で休憩しつつ、機内販売でしか買えない商品を販売する、というのも面白いと思います。その他バスゲートから出発し、ランプツアーを実施するというのもいいですね。
・ターミナル運営会社
・航空会社
・免税店
・出国動線内テナント
・ランプバス会社
・グランドハンドリング会社
様々な会社が関わることになりますので、少しばかりですが収益につながるのではないでしょうか。官公庁との調整、関連会社間での調整等が煩雑すぎて、実施するつもりはないということなのかもしれませんが、是非検討して欲しいですね。
まとめ
海外に行きたいという気持ちを我慢するには、ちょっと長すぎる時間が経過していますね。こうした状況だからこそ、日本でも擬似出国イベントの開催が望まれるところです。
※アイキャッチ画像ならびに本文画像は、無料画像のPixabay (https://pixabay.com/ja/)よりお借りしました。