国際線フライト再開の動きにつながるか? 

世界中で蔓延している新型コロナウイルスの影響で、現在は国際的な人の往来が厳格に制限されている状態です。しかし、少数の国ではありますが、往来を再開しようとする動きが始まろうとしています。

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往来の再開に向けた協議を開始予定

日本政府は、タイ、ニュージーランド、オーストラリア、ベトナムとの人的往来に向けて、協議を開始する予定とのこと。

とはいえ、当初はビジネスを目的とする往来や専門家の往来のみを想定しているとのこと。

様々な国との間で調整開始が予想されるが…

現在日本が往来再会に向けて調整を行っているのは、前述の4か国とのこと。今後もこういった動きが予想されます。しかし、最初の段階で往来の対象となるのは、ビジネスマンや専門家といった、必要性の高い目的を有したのみに限られと考えられます。

観光は不要不急として、段階的な入国制限緩和のステップにおいては、最後に位置するものと考えられます。とはいっても、日本の場合もそうですし、フランスやイタリアといった観光大国は世界に多く存在します。

観光に行く人たちは、渡航先では不要不急と判断されるのは仕方がないと思います。しかし、航空産業や観光業が大打撃を受けている状況のため、少しでも早い再開に向けた調整が望まれます。観光を主要な産業としている国では、従事者も大勢います。これらの人々にとって、キャッシュが入ってこない状態がこれ以上続くということは、もはや耐えられない状態なのではないでしょうか。

渡航要件(検疫面)は?

冒頭引用した記事では、各国と検疫体制について協議を進めるとのこと。出入国時にPCR検査を実施し、陰性であれば出入国を認めるとのことです。ここで注意が必要なのは、「出入国時」との記述があることです。

例えば、ビジネスで日本からベトナムに渡航し、ベトナム入国時はPCR検査が陰性で、入国は許可。しかし、ベトナム国内で所用を終え、空港で出国時にPCR検査が陽性。といった場合は出国が認められないということになります。

その際、変更が不可能なチケットで渡航していた場合、新規に航空券を購入することになってしまいます。この場合、負担するのは出張であれば企業になりますが、観光の場合だと個人で買いなおしになるでしょう。

帰国しようとして、渡航先の国を出国時のPCR検査で陽性。こうしたリスクがあることを考えると、旅行も躊躇してしまいそうです。

厳しい検疫要件への対処方法は?

前述のような、厳しい検疫要件が設定されることが、今後予想されます。PCR検査で出国または入国拒否。旅行前であれば、旅行中止。帰国直前であれば、帰国中止となります。

こうしたケースへの対応方法として考えられるのは、海外旅行保険やワクチンです。海外旅行保険において、コロナウイルス感染による旅行中止、帰国中止への補償。そして、航空券を新規に購入せざるを得ない場合について、補償ができるプランを、各保険会社が提供してくれることを期待したいですね。

ワクチンはまだ開発中ですが、あれば大分安心感が出ると思います。とはいえ、新型コロナウイルスには、変異型があるそうなので、インフルエンザのワクチンと一緒で、型が合わなくて結局感染というケースも出そうです。

まとめ

結局、医療が新型コロナウイルスを克服してくれるまで、本当に安心できる時は来ないのかもしれません。第二波が来るとも予想されていますし、国際線フライトが再開されても、渡航には厳しい条件が課される状態が、しばらくは続きそうです。

当ブログでも、各国の検疫体制についてのニュースについてアップデートがあれば、引き続きご紹介を続けて行きたいと考えています。