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はやぶさ2物質輸送のチャーター機
本日7時過ぎ、羽田空港に一機のチャーター機が到着しました。
機体記号はオーストラリア国籍のVH-CRW。機種はダッソーのファルコン(FA7X)です。
機体番号解説は、以下の記事をご覧ください。
小惑星探査機はやぶさ2が回収した、物資サンプルの入ったカプセルが搭載されています。
VH-CRWという機体
VH-CRWはファルコン(FA7X)という機種です。フランスのダッソー社製で、航続距離は11,019kmです。東京からロンドン、パリといったヨーロッパの都市にも運航が可能です。運航会社は、Sydney Jet Charterという会社のようです。
上記サイトJetphotosで、VH-CRWの写真を見られます。機内の写真もあります!
私がファルコンを撮影した写真を探しましたが、あいにく後ろ姿だけでした…
羽田空港内でVH-CRWが駐機している位置
N-4誘導路近くの、944スポット付近に駐機しているものと思われます。
※aisjapan→https://aisjapan.mlit.go.jp/Login.doからお借りしました。
今回のフライト履歴
オーストラリアのウーメラから、羽田まで。8時間半あまりのフライトでした。
※上記サイトFlightawareでは、機体の登録場合を入力すると、運航履歴が見られます。
余談
プライベート・チャーター機到着作業の流れを、以下の記事でお伝えしています(タイトルはプライベート機到着業務となっていますが、チャーター機でもこの作業自体は同じです)。
プライベート・チャーター機と聞くと、ハンドリングも定期便と違うのではないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、実はやることは同じです。
まとめ
チャーター機は、VIPの方が利用する場合が多いです。今回の場合は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の方々が、「玉手箱」と呼ぶ物質がVIP?となります。
VIPではなく、VIM(Very Important Material)と呼ぶべきなのでしょうか。私は、こうした物質がメインのフライトは、過去に担当したことがありません。持ち帰った物質が、未知の発見につながることが、大いに期待されますね。
こうしたビッグプロジェクトに陰ながら従事する、チャーター機についての話題でした。