グランドスタッフといじめ

今回はちょっと暗い話題ですが、グランドスタッフ志望の方には避けて通れない要素です。どこの職場にも、人間関係の難しさはありますが、グランドスタッフの職場では、いじめや人間関係はどのような状況なのでしょうか。

グランドスタッフの人間関係については、以下の過去記事で少し触れています。

今回は、グランドスタッフの年齢構成についてお話したいと思います。 グランドスタッフ(旅客)の職場の年齢構成 私がグランドハンドリ...

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グランドスタッフの職場でのいじめはある?

さて、早速ではありますが、グランドスタッフ職場でのいじめはあるのでしょうか。

残念ながら、答えは「あります。

しかし、これは会社によって、またはチームによっても異なります。運の要素も非常に強いといって良いでしょう。そもそも、グランドスタッフの職場は女性社会です。大所帯の職場では、人間関係も難しいことが多々あります。

グランドスタッフのいじめの実例

私は某深夜便のLCCのハンドリングを担当していました。完全に夜勤のみでしたので、チームの皆は疲れていることが多かったです。その影響か、本人の元々の性格なのかわかりませんが、新人にも非常に手厳しい人が多かったです。

先輩に疑問点を聞きにくい、そして個人攻撃を受ける

例えばOJTが終わったばかり、まだわからないことが多いし、ましてや定着していない知識も多い新人がいるとします。その人に対し、先輩が「一度習ったことは完璧にして。」とか、そそもそも質問を受けることに対し、面倒くさそうな態度で臨んでいるといった場面を目にしました。

業務中は、カウンターでチェックインをしていても、隣の先輩に非常に聞きにくい雰囲気がありました(そうした雰囲気だと、わからないまま進めてしまい、ミスチェックインにつながるのですが…)。

そしてハンドリングが終わると、デブリ(デブリーフィング)といって、反省点を確認する場面では、ほぼ名指しで個人攻撃をするといった具合です。これでは、入ったばかりの人は続ける気になるのは難しいのではないでしょうか。

好き嫌いが激しすぎる先輩、上司

先輩に気に入られる、気に入られないというのは、グランドスタッフ職場では、特に居心地の良さを決定的に左右します。

カウンターの責任者が、性格がきつい人物だった場合、仕事が非常にやりにくいです。ある人に対する態度に、露骨に好き嫌いが出るようだと、大変です。

嫌いなある人に対する態度が、度を越して厳しい(というか不条理)ということもあります。

私も複数のカウンター責任者のSV(スーパーバイザー)の下で働きましたが、SVによって雰囲気が本当に違ってしまいます。優しい男性のSVが担当の日だと、チームのメンバーがほっとしている表情をしていたのが忘れられません。

まとめ

これまで、暗い実例ばかりをお話ししましたが、雰囲気のいい職場もあります。傾向としては、やはり早朝・深夜帯の過酷な勤務の職場は、雰囲気も荒みやすいです。

日勤帯の業務だと、そうした可能性は少しでも避けられると思います。とはいえ、女性社会のグランドスタッフ職場は、難しい点も多いです。

しかし、グランドスタッフは離職率も高いので、1年も経てば、嫌な先輩も辞める可能性が高いです。自分が先輩になった暁には、後輩には人間的に恥ずかしくないように、行動したいものですね。

※アイキャッチ画像ならびに本文画像は、無料画像Pixabay(https://pixabay.com/ja/)からお借りしました。