グランドスタッフ業務では、緊張する瞬間も多々あります。そんな中、ほっとする瞬間について、まとめてみました。
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グランドスタッフ編
グランドスタッフは旅客(PAX)担当です。DLYやカウンター・ゲートでの難しいPAXの対応等が、緊張する場面ですね。
PAXが100人いれば、リクエストも100通りです。お客さまの数だけ、要望がある。私が駅員時代、特に痛感した事実です。
ほっとする瞬間
旅客グランドスタッフにとって、一番ほっとする瞬間は、やはり以下のような時です。
- ゲートで全てのPAXの搭乗を終え、PAXドアクローズ(PAXが乗り降りするドアが閉まったとき)する時。
- アンチコリジョンライトが点灯し、プッシュバックする瞬間
- 無事にテイクオフする瞬間
アンチコリジョンライトについては、以下の記事をご覧ください。
その理由とは?
私は国際線グランドスタッフだった頃、1日2便、多くて3便のハンドリングをしていました。その日最後の便は、早朝出発です。夜勤でしたので、最終便のハンドリングは、眠気との戦いです。
最終便でPAXドアクローズ、プッシュバックの際は、つい緊張が解けてしまいます。
上記記事でも書いていますが、アンチコリジョンライトが点灯すれば、間もなくプッシュバックという合図です。ゲート担当のスタッフはアンコリが回ると、「アンコリ回った!」と言って、無事に出発できるというサインを見て、テンションが上がってしまいます。
上記の動画では、10秒付近からアンコリが回ります。プッシュバックについて、分かりやすい動画です。
しかし、プッシュバックしたからといって、100%無事出発できるという保証はありません。タキシング後、ゲートに戻ってくる(GTB)、離陸後、空港に戻って来る(ATB)という出来事もあります。
↑私が経験したATB、GTBの実例をご紹介しています。
ですので、テイクオフした瞬間まで、油断できないという訳ですね。ATBは滅多にありませんので、テイクオフすれば、ひとまず安心です(とはいえ、GTB、ATB両方とも、私は経験しましましたが…)。
プッシュバックしたらオフィスに戻り、ポストワーク(ポストフライトワークの略で、データ入力や書類の整理の作業のこと)を行いながら、各自Flight radar24をモニターします。そして、テイクオフを見届けて、ハンドリング終了となります。
まとめ
テイクオフを見届けると、夜勤後は気が抜けて眠気が襲ってきます。私は無事にハンドリングを終えたあと、一杯飲むのが好きでした。
ハンドリング後に再度屋上の展望デッキに行き、航空機を眺めながら一杯やるのが、私は特に好きでした。
※アイキャッチ画像ならびに本文画像は、無料画像Pixabay(https://pixabay.com/ja/)からお借りしました。