グランドスタッフとして遭遇した様々なPAX…

グランドスタッフとして働いていると、本当に色々なPAXと遭遇します。

本当に多様なPAXが多すぎて、すぐには思い出せないのですが、以下はそのほんの一部です。

バゲージの追加料金を払いたくないPAX

私の担当キャリアはアジア某国のLCCでした。来日されて爆買いする方々が多い国でしたが、日本での旅行を終え、帰国するフライトのチェックインを担当する我々は大変でした。

LCCはバゲージをチェックインするのも有料で、機内持ち込みのみが無料です。

キャリアによっても異なりますが、私がメインで担当していたキャリアは、以下のようなルールがありました。

小さなスーツ―ケース(縦横高さの制限あり、重さは7kgまで)+ハンドバッグなど小さなパーソナルアイテム

爆買いをされるPAXは、チェックインバーゲージの有料オプションを追加している場合が多いです。しかし、それでも容量が足りないPAXが多々います。容量や重量がオーバーしていれば、当然追加料金を支払うことになります。これをどうしても払いたくなくて、機内持ち込みのバゲージに隠したりすりするPAXが多かったです。

悪質なPAXだと、離れたところに荷物も置いた状態でカウンターに来て、グランドスタッフのバゲージチェックを逃れようとする人もいます。こういう人はゲートに来た際に異様に多くの荷物を持ってゲートにSHOW UPするので、ゲート通過の際に御用となります。

こんなことまでして、追加料金を逃れようとするという事実にあきれ返るとともに、客層の悪さを感じてしまいました。。。

泥酔状態でゲートにSHOW UPするPAX

まもなくボーディングが終わろうとするとき、ラウンジのスタッフからゲートに内線電話がかかって来ました。自分の担当便のPAXで、搭乗を予定していたものの、かなりお酒を召し上がって酔われた状態とのこと。ともかく、急いでゲートに向かってもらいますとのことです。

程なくして、当該PAXがゲートにSHOW UPしました。

しかし…

PAXはかなり酔っていて、BP(ボーディングパス)には吐しゃ物がついていました…

当時私はゲートリーダー(搭乗ゲートの責任者)をしており、オフィスにいるカウンターの責任者にコンタクトを取りました。

カウンターの責任者より、私の判断で搭乗してもらうか、搭乗をお断りするか決めてほしいとのこと。

PAX本人に確認すると、「もう大丈夫です、これ以上ご迷惑はおかけしません。」とのこと。

結果搭乗して頂きましたが、搭乗前は飲みすぎ注意ですね。

まとめ

グランドスタッフは毎日、本当に多くのPAXに遭遇します。

ハードクレーマーも多く、理不尽なことを言われる機会も本当に多いです。

素晴らしいお客さまと遭遇すると、本当に救われた気持ちになりますね。