サンタを追跡できるアプリ・サイト

今年も残すところ、あと僅かとなりました。コロナの世界的な蔓延で、航空業界には明るい話題が非常に少なかったですね。今年の3月頃は、夏になれば感染は収束するなどという情報もあり、私もそれを期待し、海外に行ける日を待っていたのですが、それは叶いませんでした。

コンテンツ

サンタを追跡してみよう

さて、今日はクリスマスイブ、明日はいよいよクリスマスです。クリスマスの主役、サンタの現在地がわかるアプリ、サイトのご紹介です。

まずは、歴史あるNORAD(北アメリカ航空宇宙防衛司令部)のサイトです。NORADは、アメリカ・カナダが共同で運営する、ミサイル等の動向を警戒している組織です。

1955年、コロラドの百貨店の広告で、サンタ直通の番号として掲載されたのが、なんとNORAD司令長官の直通番号だったということです。実際に電話してきた子に、長官はサンタのおおよその現在地を教えたそうで、さすがアメリカですね。

シカゴトリビューンのサイトに、もう少し詳しいストーリーが掲載されています(実際の広告もあります)。

Children today who track Santa’s travels from the North Pole around the world on Christmas Eve through NORAD (North American Aerospace Defense Command) have a 1...

それ以来、サンタの追跡も、NORADの毎年恒例の業務となったとのこと。こういうところが、アメリカ的な良さですね。

サンタが追跡できる、NORADのサイト

以下のリンクで、サンタの追跡が出来ます(日本語版あり)。

Flightradar24

もう一つは、Flightradar24です。下記サイトにアクセスして頂くか、iphoneもしくはAndroidのアプリで、「santa」と入力してみてください。

すると、「航行中」のサンタの現在地を見ることができます。フライトナンバーは「santa1」です。

機種は「そり」、機体番号は「HOHOHO」、機齢?はなんと1749年!

機体番号の「HOHOHO」というのは、サンタ語だそうです。機体の国籍は、無国籍です。

機体番号については、以下の記事をご覧ください。

グランドスタッフが業務で使用する用語を解説します。

高度は38,000ftです。

航空機の巡航高度は、最大で33,000ft(約10,000m)ですので、サンタの巡航高度38,000(約11,500m)ftは高いですね。航空機の運航を支障しないよう、配慮してくれているに違いありません。

※上記スクリーンショットは、Flightradar24(iphoneアプリ版)よりお借りしました。

まとめ

サンタは今年も通常運航で、「欠航」していません。元気に世界の空を航行しているようで、今年も安心しました。国際線の航空機も、来年は需要が戻ることを、心から願います。

メリークリスマス!

羽田空港第1ターミナルの、クリスマスツリー(管理人撮影)

※アイキャッチ画像ならびに本文画像(一部除く)は、無料画像のPixabay (https://pixabay.com/ja/)よりお借りしました。